調査・まとめ=小田急バス私設ファンクラブ(公式資料ではありません)
▲社番表記の例
小田急バスの社番の付け方は、2009年6月から製造年を併記することとなり、2010年2月に日野大型車導入に伴う改定もありました。
最初の数字は製造年。西暦下2ケタで表します。
ハイフンの次のアルファベット1文字で、所属の営業所を表します。
路線車はメーカー別に次のように区分されます。貸切車、特定車はメーカーと社番の関係はありません。
小田急ハイウェイバスも、小田急バスからの移籍車は上記と同じですが、2004年から新造された貸切バスについては、旅客定員を上2ケタで表すようになりました。下2ケタは01から通し番号になります。例えば5401号車は54人乗りの第一号車ということです。
貸し切り車(中型)用として2000番台がありました。定員27名の三菱エアロミディMMなどが在籍していました。
200番台は現在エルガミオ7メートル車が使用していますが、1980年から94年ごろまではいすゞ大型車CJM500シリーズの区分でした。さらにそれ以前は、狛江と若林に在籍した日野大型車RB、REシリーズに割り当てられていました。
ノンステップ化以前の番台区分では、いすゞ大型車(高出力)701〜749と7101〜7153番、同(標準出力)801〜994と8101〜8197番、三菱大型車501〜699(番号一巡で527号以降4ケタ化)、5101〜5130番がありました。
貸切から用途変更された車は、空港リムジンに限って改番されました。その他の一般乗合、特定車になった車は貸し切り時代の社番をそのまま使っています。該当車としては町田営業所の2536号車(駒沢学園)、同車の除籍(2004年3月)による後継車として小田急シティバスから再移籍した3107号車が挙げられます。
日本女子大学・西生田キャンパスの特定輸送は、路線車を改装して使用中ですが、社番は基本的にそのまま引き継いでいます。初めて就役したのは狛江営業所のD359号車とD360号車で、若林営業所(シティバス世田谷営業所)を経て狛江に戻ってきました。このスクールバスは生田営業所の所管となった後、現在は他社(ワールド自興)が受託しています。
▲日本女子大の特定車・D360号車(川崎市多摩区の稲生橋交差点で)
その3
生田研修所の開設に伴い、一般路線車から教育用車両への用途変更が発生しました。このうち仕様の改造がない401号車(元E9016号車)、402号車(元C6017号車)、403号車(元C6018号車)は、改番後もそのまま登戸営業所管内で2014年度まで営業運転を行いました。その後、自家用に変更し、やがて除籍されました。
その4
100番台はコミュニティーバス、特定車の区分ですが、日野ポンチョ小型車の一部は純然たる小田急色で、通常の路線で運用中です。