★祝・創立50周年★(2000.9.1)

■小田急バス雑記帳■

〜2000年分〜


よみうりCC特送で応援に出た若林のB505号車
=新百合ケ丘駅前で、2000年12月3日=

 2000年中、小田急バスの各路線で拾った話題です。

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☆1998年分の項目へ
☆1999年分の項目へ


*町田にLED対応の新車登場(12/24)

 ●読者からの情報●信頼できる情報筋によると、町田営業所に発光ダイオード(LED)方向幕対応の新車が20日納車され、運用に入っています。この車は三菱製ノンステップ車(KL-MP37JK)で、現在は通常の方向幕が付いていますが、LED対応ということです。2001年に改めて取材します。

*2001年の干支「巳」共通カード発売(12/16)

 小田急バス3作目となった2001年の干支(えと)シリーズ共通カードは、「福」と大書された玉の上に、白ヘビが巻きついている図柄です。発売額1000円で、各営業所・案内所にて発売中。係員に申し込めば、台紙が付きます(数量限定)。

*みたかシティバス三鷹台線、杏林大学病院構内乗り入れ?(12/14)

 三鷹市新川の杏林大学病院構内に、みたかシティバス三鷹台線用(乗用車、バス兼用)の停車スペースが設置されたもようです。筆者は14日夜に現地へ行きましたが、既に終車が出た後で、どのような経路になるのかは未確認です。

*追記=実施時期は未定(12/17)

 というわけで16日、改めて確認のため三鷹台駅行きに乗車してみましたが、バスは従来通り南新川〜杏林大学病院前〜三鷹高校のルートであり、病院構内には入りませんでした。現地には「バス停 乗用車併用」と記された停車スペースが設置されており、バスが入る準備がなされているものの、停留所のポールはなくタクシーが客待ちしているのみでした。この件について武蔵境営業所に直接問い合わせたところ、路線変更の計画はあるが現時点でいつ実施するかは決まっていないということです。小田急バス私設ファンクラブでは、今後も取材を継続していきます。

*よみうりCC〜新百合ヶ丘・稲城駅の特別便(12/2〜3)

 稲城市の東京よみうりカントリークラブで開催されたゴルフ日本シリーズ・JTカップの観客輸送で、ゴールデンウイークに続いて同CCと新百合ヶ丘駅・稲城駅間の無料直行便が運行され、生田・町田営業所を中心に小田急バスの全営業所から車両が動員されました。最終日(3日)の状況は次の通りです。
 新百合ケ丘便(生田担当)=E720, E721, E729, E734, E7104, E7118, A5125, B505, D5108
 稲城便(町田担当)=F7136, F7153, C8163, C8191

 一方、2日に特送を担当された運転士の方から、当日の状況を教えていただきました。土曜日は町田営業所担当の稲城シャトル便に、同営業所に常駐し教習車として使われているD947号車が登場、久々の客扱い仕業となりました。吉祥寺のA513号車と武蔵境のC8191号車は、道路混雑に対応するため、稲城〜カントリー〜新百合ケ丘の2系列シャトルをこなしました。若林からの応援はB5127号車で、3日ともども、同営業所では今や希少価値となったエアロスター大型車の競演となりました。

*みたかシティバス「西部ルート」計画案まとまる(12/3)

 三鷹市は3日付の「広報みたか」で、大沢地区を回るみたかシティバス「西部ルート」(仮称)の計画案と、住民説明会の日程を明らかにしました。
 広報記事によると、路線は武蔵境駅南口を起終点として、武蔵野赤十字病院(構内)〜東野住宅〜大成高校〜三鷹市役所を通り、東八道路・天文台北交差点へ向かいます。ここから大沢十字路〜竜源寺〜調布飛行場〜羽沢小学校と回って天文台北交差点に戻ってくるのが左循環、同ルートを逆に回るのは右循環となっています。説明会は12月7日(木曜)午後7時から8時半まで、大沢コミュニティセンターで開催される予定です。

*ムーバス境南循環線が開業(11/26)

 ムーバス境南循環線(東循環、西循環)が正式に開業し、26日午前10時に記念式典を行った後、11時から一般営業に入りました。ムーバス開業記念バス共通カード(1000円券)、専用回数券(11枚つづり1000円)もこの日から発売されましたが、駅前の境南案内所は定休日で、初日は武蔵境営業所から出張販売がありました。開業式典リポートはこちらです。

*小田急シティバス、来年にも下61系統の運行受託

 分社化した小田急シティバスが、夜行高速線「ルミナス」に続いて、来年早々にも一般路線の運行を小田急バスから受託する見通しとなりました。信頼すべき筋によると、第一号は下61系統(北沢タウンホール〜駒沢陸橋)。車両は現行通り若林営業所の小田急バス所属車を使用し、乗務員の名札以外、目に見える変化はないとのことです。

*C907号車、来年11月までの車検取得(11/13)

 平成元年式の車両が代替になり始めた昨今にあって、数少ない62年式富士重工5Eボディー車で当サイトの表紙にもなっているC907号車(武蔵境営業所)が今月、来年11月までの車検を取得しました。13日夜〜14日朝には鷹55系統(三鷹駅南口〜野ケ谷)で元気に活躍しており、筆者も乗車してLV314系の静かな走りを楽しみました。

*武蔵野市、ムーバス境南循環線の概要を発表(11/1)

 武蔵野市は11月1日付の「市報むさしの」で、小田急バス武蔵境営業所が受託運行するムーバス境南循環線(2路線)の概要を発表しました。
 市報記事によると、新設されるのは西循環(路線延長3.8km)と東循環(同3.1km)で、それぞれ一方向のルート。停留所は既存のものを含め29カ所、一部は三鷹市上連雀・井口地区を通り、午前7時台から午後8時台まで各20分間隔で運行されます。両循環線とも武蔵野赤十字病院(日赤)を経由し、病院構内に乗降場が設けられます。
 車両は吉祥寺循環線(関東バス武蔵野営業所受託)と同仕様、運賃も同額の100円(大人、子供とも)で、共通バスカードや小田急バス定期券、東京都シルバーパスは使えません。さらに受託事業者が違うため、吉祥寺循環線の回数券も使用不可で、境南線専用の回数券が武蔵境営業所などで販売されます。
 なお、日赤構内の乗降場完成により、病院前を通っている現行の宿44系統(新宿駅西口〜武蔵境駅南口)も12月1日から構内に乗り入れる予定です。

*開業日程について追記(11/15)

 15日付の「市報むさしの」で、詳細な開業日程が明らかになりました。11月26日(日曜)午前10時に武蔵境駅南口で出発式を行い、11時からダイヤ通り運行、翌27日午前7時より通常ダイヤとなります。本格運行に先立ち、23日(祝)と24日(金)は通常ダイヤで無料試乗会が実施されした。試乗記はこちら。
 武蔵境営業所には17日までに、ムーバス用の日野リエッセ3台が納車されました。カラーリングは関東バスの吉祥寺地区用と同じです。納車前には日野自動車から同型車を借り入れて訓練していました。

*記念バスカードについて追記(11/17)

 小田急バス公式ホームページに記事がある通り、ムーバス運行記念の共通バスカードが発売される予定です。武蔵境営業所と境南案内所で限定500枚という「お宝」ものです。ただし、このカードをムーバスで使うことはできません。

*新川団地中央の停留所が移動(11/1)

 公団新川住宅(三鷹市新川)の建て替え工事に伴い、新川団地中央の三鷹・吉祥寺方面乗り場が移動しました。11月1日の始発より、島屋敷通りの団地22号棟北側となり、バスの経路も若干変わりました。仙川方面は島屋敷通りの集会所南側です。

*D955号車を吉祥寺に貸し出し(10/30)

 狛江営業所のエルガミオ中型車(D314〜318)配置完了に伴って代替されたD955号車(いすゞP-LV314L、元年式)が、吉祥寺営業所に来ています。狛江から貸し出しの形で、管内で乗務員教習用に使われています。その他の4台も狛江配置のまま、若林を除く各営業所で教習車となりました。

*「仮面ライダークウガ」に小田急バスが登場(10/29)

 ●読者からの情報●複数の情報筋によると、テレビ朝日系で29日に放映された「仮面ライダークウガ」に、小田急バスが出ました。悪者が三鷹市内で暴れているという筋書きで、方向幕も「三鷹駅」だったことから武蔵境営業所の車と思われますが、筆者はこの番組をチェックしていなかったため、社番など詳細は不明です。ちなみに11月12日放映分では、JR三鷹電車区の跨線橋を舞台に大立ち回りが見られるようです。

*エルガミオの新車、狛江にも投入(10/24)

 狛江営業所に10月24日、エルガミオ中型車の新車が投入されました。番号は吉祥寺車の続きで314番から。最終的には5台が配置され、在来大型車が代替になります。今回引退するのはD945など5台で、富士重工7Eボディー車にもついに代替の波が押し寄せてきましたが、しばらくは教習車として小田急バスに残るもようです。

*今年も「ファミリー鉄道展」に出店(10/21〜22)

 神奈川県海老名市の小田急電鉄海老名検車区で行われた「ファミリー鉄道展」に、今年も小田急バスが出店しました。例によって廃車バス部品や共通カード、展望ビデオ(2種)を販売するほか、チョロQセットも各日50個ずつ先行して売り出されました。
 筆者は21日の午前中に行きました。今年は立川バスの出品がなく、バスの部品を売るのは小田急バス1社だけとなり、開場前から約50人ほどの行列ができました。チョロQの50セットは最初の15分ほどで完売しましたが、バス部品や共通カードは在庫があり、余裕をもって購入できたようです。その他バス関係では、神奈川中央交通がスヌーピーバスの模型を販売していました。

*吉祥寺駅中央口の降車ポールが移動(10/18)

 吉祥寺駅中央口の降車場は、これまでJR中央線南側のユザワヤ1階入り口にありましたが、この日から高架下の東口交番横に移動しました。これにより、雨の日も濡れないで吉祥寺駅の中に入ることができます。

*三鷹市民運動会の無料バス、雨でお流れ(10/9)

 体育の日の恒例行事・三鷹市民運動会(みたかスポーツフェスティバル)に合わせ、今年も三鷹市内各地区と会場の大沢総合グラウンドを結ぶ無料バスが運転されることになっていましたが、残念なことに雨天のため中止となりました。
 計画では、三鷹市役所からは9時から15時半まで、10分〜30分間隔で運転。下本宿発5往復(三鷹台団地〜下連雀〜新川通り)、北野谷端発5往復(新川中原コミュニティセンター西〜新川団地中央〜杏林大学病院〜新川通り)、他に明星学園前発(連雀通り商店街〜芸術文化センター〜塚〜野崎)、三鷹駅発(芸術文化センター〜塚〜野崎)でそれぞれ6往復の運行が予定されていました。

*展望ビデオ第2弾(渋26系統)発売(10/6)

 50周年記念商品の一つとして、路線バス展望ビデオ第2弾がこの日から発売されました。前作の宿44系統と並ぶ長距離路線・渋26系統(調布駅南口〜渋谷駅)の全線を、狛江営業所の出庫シーンを含め収録しています。車両はD6001号車で、第1弾と同仕様の三菱製ノンステップバスです。税込み3150円で、小田急バス営業所と案内所で取り扱っています。
 撮影は7月23日。例によって早朝に収録したようで、信じられないほど順調な(?)世田谷通りの走りがみられます。盛夏にもかかわらず、運転士さんも撮影のためネクタイをしっかり着用していました。

*新宿〜よみうりランド線が復活(9/17)

 かつて長距離路線バスブームの折に若林営業所で担当していた新宿駅西口〜よみうりランド線が、吉祥寺営業所の所管となって、この日から復活しました。
 車両はエルガミオ200番台を使用し、春季・秋季(3月16日〜6月15日および9月16日〜11月15日)の日曜・祝日のみ運行、系統番号なし。新宿駅から調布駅付近までは甲州街道(一部区間は旧道)を通り、同区間は急行扱い(復路は乗客のニーズがあれば停車)、調布〜よみうりランドは現在の吉07系統と同じ経路を通ります。時刻は新宿駅発10時00分と15時10分、よみうりランド発11時30分と16時45分の2往復となります。
 筆者は9月17日、最初の便に乗ってきました。詳しくは新宿線初乗りリポートをごらんください。

*全営業所に期間限定「ギャラリーバス」

 創立50周年記念事業の一環として、車内の広告スペースに小学生の描いた絵を掲示した「ギャラリーバス」が、9月上旬から各営業所に順次入っています。1カ月程度の掲示となる予定です。
 このうち吉祥寺営業所はA5111号車、武蔵境営業所はC8166号車をギャラリーバスに指定。いずれも三鷹市立中原小学校の児童の作品を掲示し、吉03および鷹54系統限定で運行されています。

*A8197号車の正面に車いすマーク(9/10)

 吉祥寺営業所のリフト車A8197号車(いすゞKC-LV280N)にこの日、正面方向幕の左右に1枚ずつ、車いすマークが張られました。同車は主に吉02系統(吉祥寺駅〜千歳烏山駅)で運行されていますが、特定の系統専用ということではなく、これ以外の系統にも入るそうです。作業を担当した運転士さんは「(シールを張るときに)ちょっと空気が入っちゃった」と笑っていました。

*調35系統用の新車が吉祥寺に到着(9/8)

 調35系統(調布駅北口〜杏林大学病院)用のエルガミオ・ノンステップバス2台がこの日、吉祥寺営業所に到着しました。番号は若林配属車の続番でA311・A312となり、細かい部分に変更がみられます。追って1台が納車されることになっており、この時点で調35系統は京王バスともども車種統一が完了します。

*50周年記念商品を発表(9/1)

 小田急バスは9月1日、創業50周年記念商品の概要を発表しました。展望ビデオ第2弾として渋26系統(調布駅→渋谷駅)、創業期のボンネットバスを絵柄にしたバス共通カード、チョロQ(ミニカー)が今月下旬から順次発売されます。詳しい情報は小田急バス公式ホームページへ。

*武蔵境のC906号車、吉祥寺に一時転属(8/30)

 武蔵境営業所のC906号車(いすゞP-LV314L、62年式)がこの日、吉祥寺営業所へ転属しました。信頼すべき筋によると、これは9月1日の野ケ谷線ダイヤ改正に伴う運行回数増加に対応するためで、新車投入までの暫定的な措置。期間は9月10日までとのことです。
 8月30日に吉祥寺営業所を訪れたところ、C906号車は方向幕の取り替えを終えた直後で、入れ換え作業中でした。社番標記は「A」にしないそうで、車内放送、運賃箱、広告なども武蔵境時代のままでした。

*エルガLVの新車、町田に初登場(8/29)

 いすゞノンステップバスの増備車が町田営業所に投入されました。番号はキュービックLVから連番のF9006〜9008(9008は9月13日納車予定)で、キュービックからエルガにモデルチェンジしてからは初めての登場。今回はマニュアルミッション車となりました。
 筆者は9月2日、町田営業所を訪問し、車庫内の9007号車を見てきました。若林の301〜305号車を大きくしたような印象で、既に管内各路線の運用に就いています。

*武蔵野、三鷹、調布市内の秋祭りに伴う通行規制について

 今年も各地で秋祭りの季節となり、おみこしの巡行などによるルート変更があります。
 ねこさんの情報によりますと、まず8月26日は調布市民祭りのため調布駅北口〜布田間の旧甲州街道が14時〜16時の間通行止めとなり、関係の各系統(吉14、調35、境91と京王バスの調34)は甲州街道を経由します。9月9〜10日の吉祥寺まつりでは、みこし巡行の状況によっては、吉祥寺営業所担当系統以外も営業所で折り返す便が出ることがあるそうです。また、同じく9〜10日の八幡大神社(三鷹市下連雀4丁目)祭礼では、路線バスは通行止めの対象外ですが、連雀通り、さくら通りなどの巡行ルート上では遅れが見込まれます。

*調35系統用の新車は9月納車の見込み

 信頼すべき筋より、先月開業した調35系統(調布駅北口〜杏林大学病院)対応の新車が9月上旬、吉祥寺営業所に納車されるとの情報を得ました。車両は京王バスと同じくエルガミオの中型車で、若林営業所で稼働している307〜310のグループと同じものになる見込み。3両が出そろった時点で、D385、A606(現在D606と標記)などの借り入れ車はそれぞれ元の営業所に復帰することになります。

*高速バスシリーズ共通カード「広島」発売(8/11)

 高速バスシリーズの第5弾として広島編が発売されました。日本三景で有名な厳島神社(広島県佐伯郡宮島町)の花火大会に、ニューブリーズ号を配した図柄で「大輪の花咲いて、夢景色ひときわ 広島の旅。」とキャッチフレーズが付いています。発売額5000円で、各営業所・案内所で購入できます。

*「東京日産モーター前」→「下連雀六丁目」…停留所名変更(8/8)

 三鷹市下連雀5丁目、下連雀6丁目の吉祥寺通りにある「東京日産モーター前」停留所が、「下連雀六丁目」と改称されました。関係する系統は吉01〜07です。当・私設ファンクラブでは、毎度路線図を作成していただいている大澤幹生さんから改訂版が届きましたので、早速差し替えました。

*TV番組「ザ!鉄腕!DASH!!」にA201号車登場(8/6)

 日本テレビ系列の人気バラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の8月6日放送分、2000円札両替の旅で、宿44系統で活躍するA201号車が登場しました。
 これは2000円札3枚を持って日銀本店前を出発し、一般視聴者と両替してもらいながら、最後の両替地点までの距離を競う企画。TOKIOのリーダー・城島茂さんが新宿駅からA201号車に乗り込み、企画を知らない同席の乗客と雑談を交わしながら、終点の武蔵境駅まで行ったようです。しかし新宿付近の甲州街道でこれを目撃した視聴者の女性が、電車で武蔵境に先回りし(どう見ても所要時間でバスに勝ち目はない)、バスから降りてくる城島さんを迎撃して両替に成功するという結果になりました。

*調布駅〜杏林大学病院線が開業(7/17)

 調布駅北口から西原、晃華学園を経由して杏林大学病院に至る新路線・調35系統が、京王バスとの共同運行で開業の運びとなりました。
 小田急バス側は吉祥寺営業所の担当で、入・出庫便も吉03または吉04系統として、吉祥寺駅〜杏林大学病院で客扱いを行います。車両は京王バスに合わせてワンステップまたはノンステップ仕様車が投入されますが、新車が到着するまでの間、車両が足りない分は狛江営業所から300番台のワンステップ車を暫定的に借り入れています。一方、貸し出しに伴う狛江の不足分は吉祥寺のエアロミディを充当することになり、A606号車は車体表記が「D606」と書き換えられています。

*C8192号車、窓のつかみ棒を撤去

 武蔵境営業所のC8192号車(いすゞKC-LV380N、8年式)が、車内の客窓中央を横手に渡しているつかみ棒を撤去されていることを、7月10日に確認しました。同型式のC8191号車は従来通り取り付けられていますが、C8195号車は新製当時から付いていません。

*新百合ケ丘駅〜羽田空港直行バス開業(7/13)

 小田急バスで初めての東京国際空港行き直行便が、東急バス、京浜急行電鉄との共同運行で新百合ケ丘駅から運行されます。運賃は片道1300円。
 投入される車両は貸し切り用だった2565(生田)、2566(吉祥寺)、2567(武蔵境)の3台で、いずれも担当の町田営業所に転属した上、車体に「ODAKYU LIMOUSINE」とレタリングされるなど若干の改造が実施されています。
 ルートは新百合ケ丘駅から王禅寺公園経由で尻手黒川道路(調布学園の方)に出て、中央卸売北部市場横、保木入口、新石川と進み、第三京浜・都筑インター〜三ッ沢〜レインボーブリッジ〜扇島と高速道路を突っ走って羽田空港に着きます。小田急バスは初めて、東京都大田区に路線免許を持つこととなりました。
 時刻など詳しい情報は小田急バスホームページに掲載されています。

記念カードについての補足

 上記直行バス運行を記念した1000円の共通カードが、新百合ケ丘駅前案内所など関係事業所で発売されました。バスの時刻表に、小田急の専用車(2566、2567号車のどちらかと推測)をあしらった図柄で、3万枚の発行。武蔵境営業所管内では取り扱っていませんでした。

さらに補足(8/17)

 バスカードの図柄説明で「2566、2567号車のどちらかと推測」と書きましたが、ねこさん〈ペンネーム〉のご指摘により、実は3106号車(吉祥寺所属)がモデルであることが判明しました。専用車両の落成がポスター制作に間に合わなかったため、同じ富士重工ボディーの3106号車を撮影し、ロゴなどを合成で入れたそうです。

*三鷹通りの工事でバスレーン休止(7/9)

 三鷹通りの八幡前交差点〜法専寺前交差点(三鷹市上連雀4丁目)で、7月9日から道路工事が行われるため、朝のバスレーンは期間中休止となります。工事は法専寺前交差点の南詰めに、中央通り方面への右折レーンを設けるもので、30日終了の予定です。

*立正佼成会の団体輸送、路線車27台で実施(7/2)

 杉並区和田の立正佼成会でこの日午前行われた教団行事に、世田谷区内各所から集合する参加者のため、路線車27台で団体輸送が実施されました。車両は6営業所すべてから集められ、同会のバス用駐車場は、小田急バスカラーで埋め尽くされました。(→グラフはこちら
★謝辞★この輸送計画については、ねこさんから情報をいただき、取材に行くことができました。どうもありがとうございました。

*小田急バス公式ホームページ開局(7/1)

 全国100万人の小田急バスファンが待っていた(?)公式ホームページが、2000年7月、開局しました。表紙は仙川の折り返し場(本社前)に止まっている三菱ノンステップバス。高速バス時刻表、路線バス乗り場案内、求人情報などが掲載されており、今後の充実が期待されます。リンクはこちらです。

*狛江にラッピングバス出現(6/30)

 都営バスなどで増えてきたラッピングバス(車体全面が広告スペースの車両)が、小田急バスで初めて、狛江営業所にお目見えしました。車両はD8189(山田建設)、D8188(上海エクスプレス)の2台で、前面にオリジナル塗装が残るほかは、側面・バックともラッピングされています。今後も台数は増える見込みです。

*杏林大学病院の折り返し場廃止(6/21)

 鷹54系統とみたかシティバス三鷹台線が使っていた杏林大学病院前のバス折り返し場(三鷹市新川6丁目)は、新道開通によるルート変更で不要となり、廃止されました。27日現在、場内は舗装がはがされ整地されていますが、今後の用途については不明です。

*鷹54系統に「三鷹駅〜晃華学園東」加わる(6/21)

 都道114号線の新道開通(前項)に合わせて、鷹54系統に新路線が加わることになりました。三鷹駅から中原3丁目までは既存の仙川行き(中原3経由)と同じで、ここから交差点を直進し、晃華学園近くの折り返し場に向かいます。新設停留所は中原3丁目側から、都営住宅前、東町3丁目、原山交差点、深大寺市営住宅、終点・晃華学園東となります。
 筆者は開通1週間目の27日午後、晃華学園東行きに乗車しました。三鷹駅では鷹54系統の行き先が一段と複雑になったため、乗客が戸惑って運転士に何度も経路を聞く場面がみられました。終点の晃華学園東は原山通りが中央高速道路をオーバークロスする所にあり、晃華学園の下校時刻と重なって、三鷹駅行きポールには同校児童・生徒の長い列ができていました。

*都道114号の新道開通で経路変更(6/21)

 先にお伝えした都道114号線(吉祥寺通り)の三鷹市新川6丁目内の新道が20日午後3時、開通することになりました。これに伴い小田急バスの各系統は、21日から経路が変わりました。
 吉03(吉祥寺駅〜仙川)、吉05(吉祥寺駅〜野ケ谷〜調布駅)、鷹54(三鷹駅〜仙川)は新道経由。鷹54(三鷹駅〜杏林大学病院)は下りが旧道、上りが新道の循環系統となります。その他は往復とも旧道、南新川バス停を経由しますが、杏林大→新川方面は新川派出所交差点からいったん東八道路に出て、新道へ右折します。これは現行の旧道から直接、新川交差点へ右折で入れなくなるための措置です。
 20日いっぱいは各系統とも旧道経由で運行されるため、上り便は開通直後から、旧道→新川派出所→東八道路→新道→新川交差点のルートを使いました。短区間とはいえ、新道経由になる3系統が東八道路を走るのはこの時が最初で最後かもしれません。

みたかシティバス三鷹台線についての補遺

 みたかシティバス(三鷹駅〜杏林大学病院〜三鷹台駅)は、鷹54の杏林線と同様、旧道を通って杏林大学病院入口に立ち寄り、新道の三鷹高校前(新設)を通るように改められました。また、道路渋滞で慢性的な遅れが発生していることから、経路変更に併せてダイヤが改正されました。

*みたかシティバス第2弾、三鷹台線が開業(5/29)

 三鷹市の施策の一環として運行されているコミュニティバスに、新路線が誕生しました。三鷹駅から三鷹農協前までは現行の北野線と同一ルート、東八道路へ出て南新川へ進み、杏林大学病院に立ち寄ります。ここから再び人見街道に戻って牟礼コミュニティセンター、三鷹台団地を通り、井の頭線・三鷹台駅に着きます。
 三鷹台駅に路線バスが乗り入れるのは実に30年ぶり。三鷹一小前〜牟礼は関東バスの路線がありますが、本数は非常に少なく、事実上のバス空白地帯でした。時刻は三鷹駅発7時15分〜18時20分、三鷹台駅セブン−イレブン前発7時50分〜19時00分で、1日10往復の体制となります。
 受け持ちは武蔵境営業所で、車両は北野線と同じ日野リエッセを1両増備。運賃はおとな200円、こども100円に決まり、北野線も29日から同額に値下げとなりました。

試乗会についての追記(5/27)

 開業に先立って5月26、27の両日、営業ルートでの無料試乗会が1日2往復行われ、筆者は27日午前の便に乗ってきました。
 9時45分発のダイヤで三鷹駅を出た新車C102号車ですが、三鷹通りの渋滞がひどく、市役所前通過時点で10分近い遅れとなりました。以後は概ね快調に飛ばし、三鷹台団地で数名の乗客を乗せて、三鷹台駅前セブン−イレブン横に新設された折り返し場に入りました。三鷹駅から乗った一般客が数名だったのに対し、三鷹台駅では試乗を待つ長蛇の列ができており、30年ぶりのバス路線復活にかける期待の大きさを感じました。

記念カードについての追記(5/31)

 三鷹台線開業記念のバスカード(1000円券)が29日から発売されました。図柄はC101号車のサイドビューで、吉祥寺・武蔵境の両営業所管内で3000枚の限定発行です。

*小田急シティバス、業務を開始(5/16)

 小田急バスの全額出資子会社・小田急シティバスが業務を開始しました。夜行高速バス「ルミナス」号が移管になりますが、当面は親会社から乗務員が出向する体制になるとのことで、当日夜に新宿を出発したルミナス号は車両(No23、三菱KC-MS822P)も運転士も小田急バス、いつもと変わらない光景でした。車両も一部移籍するそうですが、現時点で車号などの確認は取れていません。

ルミナス移管についての追記(5/27)

 ルミナス号を実際に移管するのは7月16日になります。小田急シティバスは現在、移管に向けて乗務員の習熟運転中。また移籍する車両は高速車2台と決まりました。(この件は複数の読者の方々から情報をいただきました。ありがとうございました)

ルミナス移管についての訂正(8/26)

 ルミナス号を実際に移管するのは7月16日とお伝えしましたが、結局8月1日からとなりました。ここに訂正します。当日は若林の同社世田谷営業所で、小田急バス幹部出席のもと、出発式が行われました。(詳しくは小田急バスのホームページへ)

*大詰め迎える都道114号の改良工事

 都道114号線(吉祥寺通り)の三鷹市新川6丁目内で、新川交差点と団地西口を広幅道路で直結する工事が、いよいよ大詰めを迎えています。6月20日ごろに供用開始の予定ですが、それまで従来のルートを通る小田急バス各系統は、非常に面倒な運転を強いられています。
 筆者は5月16日、仙川発三鷹駅行き(市役所経由)の最終便(C8153号車)に乗車しました。団地西口〜杏林大入口の区間は片側交互通行で現ルートの舗装をはがす作業が行われており、急なS字カーブをたどるのに、大型バスは最徐行で四苦八苦。田辺食料品店南側は、新川派出所前交差点からの車が一時停止指示となりました。既に新川交差点〜東八道路間は新道が通行できるため、バスなどの右折は少々やっかいな状況です。
 新道が全通したあかつきには、新川派出所方面から吉祥寺方面への右折は禁止になり、吉祥寺・三鷹〜仙川・野ケ谷方面の各系統も新道経由になります(下り便の南新川経由は一部残る見込み、詳細未定)。ルート切り替えまで1カ月、くれぐれも事故が起こらないことを祈るしかありません。

*よみうりCC〜新百合ヶ丘・稲城駅の特別便(5/4-7)

 4日付の本欄で速報しましたが、7日の現地取材により差し替えます。稲城市の東京よみうりカントリークラブ(6387ヤード、パー72)で開催された女子ゴルフ大会、ニチレイ・ワールドレディースの観客輸送で、今年も同CCと新百合ヶ丘駅・稲城駅間の無料直行便が運行されました。新百合ヶ丘便は生田営業所、稲城便は町田営業所の担当で、例によって小田急バスの全営業所から車両が動員されています。
 最終日の7日は、新百合ヶ丘便にE989、E8148、E731など6台の生田車が入ったほか、A5129(吉祥寺)、B506(若林)、D5101(狛江)が加わってピストン輸送。稲城便はF726、F733、F738(以上町田)に加えてC8194(武蔵境)が応援に駆けつけました。

*オリジナルバスカード「高知」発売(5/1)

 高速バス沿線シリーズのバスカード第4弾、高知編がこの日発売されました。今回のキャッチコピーは「清流、四万十川。こころ洗われるたび、高知。」となっており、高知県を代表する大河・四万十川にブルーメッツ号を配したデザイン。額面5000円で、各営業所・案内所で購入できます。

*生田の観光車がニューブリーズ号に応援出動(4/28)

 生田営業所の2305号車(三菱U-MS729S)がゴールデンウイーク前夜の28日、広島行き「ニューブリーズ」号の7号車として、ほぼ満員の客を乗せ東京駅八重洲口を出発していきました(1〜5号車まではJRバス関東と中国JRバス、6号車は未確認)。通常は若林営業所の専用車が充当されるところ、増発便ということで応援に来たようです。この2305号車、貸し切り用ながらニューブリーズ用の字幕を装備しており、若林車と同様に「三次・広島」の表示を出していました。

*C8194号車に新型排ガス浄化装置(4/28)

 武蔵境営業所のC8194号車(いすゞKC-LV380N)にこのほど、新型の排気ガス浄化装置が試験的に取り付けられました。28日夜、鷹63系統で運行中の同車に乗ってみた限りでは、走行音などは特に変わりませんが、外観上では平型マフラーが2本付いているという特徴が見られました。

*新07系統(新百合ヶ丘駅〜よみうりランド)開設(4/20)

 生田営業所管内で新しい路線が誕生しました。新百合ヶ丘駅から千代ヶ丘までは新03系統と同一ルートを取り、ここから細山会館前、西生田小学校を経て、よみうりランドの正面ゲートまで行きます。新百合ヶ丘駅発は平日8時7分〜21時55分、休日8時20分〜18時50分で、日中はおおむね30分ヘッドの運転となります。
 千代ヶ丘自治会ではこの機会に、会員の各家庭に同系統を含めた千代ヶ丘地区のバス時刻表を配布するとのことです。

*三鷹駅〜晃華学園の特定輸送を開始

 調布市佐須町の晃華学園と三鷹駅南口を結ぶ、学園専用バス運行が4月の新学期から始まりました。担当は武蔵境営業所で、車両前面に「晃華学園専用」の表示を張り出し、休校日以外の朝(学園行き)と夕方(三鷹駅行き)に運転されています。乗車には学園発行の利用券が必要で、残念ながら一般の人は利用できないようです。三鷹駅発の便は7時10分から40分まで、4本あります。

*100%出資子会社「小田急シティバス」始動

 ●読者からの情報●信頼すべき情報筋によると、小田急バスの100%出資で「小田急シティバス株式会社」が2月1日に設立されました。若林営業所が担当する夜行高速線を、順次移管していくことになるようです。
 4月9日現在、武蔵境、狛江営業所管内の路線バス車内で、小田急シティバスの高速バス運転士募集の掲示を確認しています。

*大成高校・変電所前バス停の上屋設置(3/26)

 三鷹市上連雀6丁目の「大成高校・変電所前」停留所に、上屋が設置されました。26日の工事で、既に出来上がっていた骨組みに屋根を付ける作業が完了。大成高校からの下校時に長い列もできる同停留所で、雨ざらしの解消は歓迎されそうです。ちなみに停留所の後ろでは現在、トヨタ自動車系ディーラーの営業所が新築中です。

*24時間ストライキ、今年は回避(3/24)

 小田急バス労働組合など都内のバス各社労組は24日にストライキを構え、春闘を闘っていましたが、関東バスを除く全社で解決しストは回避されました。小田急バスも同日始発から、平常通り運行されました。

*沿線シリーズカード第3弾「山本有三記念館」(3/20)

 小田急バスオリジナル、沿線シリーズのバス共通カード3作目(1000円券)が出ました。今回は三鷹市下連雀2丁目の「山本有三記念館」。作家・山本有三(1887-1974)が太平洋戦争の前後に住んでいた所で、代表作「路傍の石」はここで書かれました。現在「三鷹市有三青少年文庫」として、一般に開放されています。

*吉祥寺管内3路線でダイヤ改正(3/1)

 宿44(新宿駅西口〜武蔵境駅南口)、吉06(吉祥寺駅〜神代植物公園〜調布駅北口)、吉07(吉祥寺駅〜矢野口駅〜よみうりランド)の3路線は3月1日、時刻が変更されました。このうち宿44系統の下りは平日・休日とも同じダイヤになりました。新宿で調べた時刻は下記の通りですが、リフトバスの表示はなくなっていました(最近は吉02系統などに入っているもよう)。
 武蔵境駅南口行き 新宿駅西口発847, 955, 1035, 1120, 1220, 1310, 1410, 1610, 1705, 1910

宿44系統についての補遺(3/6)

 下りは平日・休日とも同じなのですが、上りは朝方の2本だけ、時刻が変わります。明星学園入口発(筆者の最寄り停留所)で平日734、851、土曜・休日747、902となります。おそらく甲州街道の渋滞状況が異なるための対応でしょう。車両は吉11系統と同様、昨年から200番台(エルガミオ7m車)の天下になっているもようで、着席チャンスが少なくなってしまいました。
 (時刻の件については、T.H.さんからもご指摘をいただきました。どうもありがとうございました)

*高速線シリーズカード第3弾「秋田」発売中(2/19)

 高速バス沿線シリーズのバスカード第3弾、秋田編の発売を19日に確認しました。今回も額面5000円。「旅情あふれる心のふる里、秋田」のキャッチコピーに、横手名物かまくら、フローラ号の17号車を配した図柄となっています。

*バス共通回数券を同額カードに交換(2/1)

 小田急バスなど東京23区と多摩4市、川崎市、横浜市の路線バス各社は、2月1日から3月31日まで、未使用のバス共通回数券を同額のバス共通カードに交換しています。対象は自社発行の共通回数券です。
 吉祥寺営業所で聞いたところによると、会社間の精算手順をカードに一本化したいとのことで、各社が足並みをそろえたようです。回数券が無効になるわけではなく、期間を過ぎても使うことは可能。カード化直前まで発行されていた小田急専用券でも引き続き乗車できます。

*成城学園前駅〜千歳烏山駅の実験運行終了(1/31)

 かねて懸案となっていた成城学園前駅〜千歳烏山駅間の路線が、世田谷区の事業による期間限定の実験運行という形で、昨年12月6日から1月31日まで運転されました。
 路線は榎で歳21系統のルートと分かれ、最近開通した新道に入ります。途中の停留所は実験運行1番(粕谷3丁目)、実験運行2番(粕谷4丁目)という前代未聞のネーミング。終点・千歳烏山は駅南口から3分ほど歩いた所に仮設されていましたが、1月になってから烏山のループが逆回りになったらしく、道路の向かい側に移動していました。
 担当営業所は狛江ですが、使用車両は吉祥寺から借り入れたエルガミオの小型車2台が専用で使用されました。この関係で、狛江のナロー車2台が吉祥寺に貸し出され、吉11系統などで運行されました。


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